世界124カ国の労働時間法制(ILO報告にみる)①

今回のILO(国際労働機関)報告書は、「長時間労働とはなにか」という問題に定義をあたえている点が注目されます。

【長時間労働】とは「残業を含めて週48時間をこえる労働」と定義しています。また、「残業を含めて週60時間をこえる労働」を【とても長い労働】と定義しています。

週の労働時間が40時間だとすると、残業が週8時間、月(4週)32時間をこえると【長時間労働】に相当することになります。残業が週20時間、月(4週)80時間をこえると、【とても長い労働】に相当します。

こうした定義の根拠になっているのは、週の労働時間が48時間をこえると、心臓発作やストレス、メンタルヘルス、糖尿病、その他の病気へのリスクが高くなるという医学的見地です。